BTSの兵役はいつ?韓国アイドルの軍隊問題に関する新たな動き

BTSの兵役はいつ?韓国アイドルの軍隊問題に関する新たな動き

男性のK−POPアイドルのファンなら避けては通れないのが軍隊・兵役問題。

近年、BTS(防弾少年団)の世界的な人気と活躍により、アイドル界の軍隊制度に対する見直しが検討されています。

きっかけは、BTS最年長メンバーであるジン。彼は1992年生まれで、今年(2021年)満29歳を迎えますが、まだ軍隊には行っていません。BTSが世界的に人気が出始め、彼が軍隊に行かなければならない期限が迫って来た3年ほど前から、兵役法の改正に関する議論が行われるようになり、改正に向けて動き始めています。

アイドルにとって兵役による約2年間の活動休止は致命的であり、所属事務所も経営面で打撃を受け、ファンにとっても待つか乗り換えるかの分かれ道にもなると思います。

そのような中、今アイドルの兵役に関してどのような議論がされていて、どのような動きがあるのでしょうか? BTSジンのケースが先例になると今後の後輩アイドルたちにも適用されるため、知っていて損はありません。

詳しく解説するので、推しの今後の未来のためにもぜひ一度目を通してみてください!

韓国アイドルの兵役制度について、どのような改正の動きがあるのか?
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現在の韓国の兵役制度

韓国国籍の男性は、18歳になる年の1月1日から兵役の義務が発生し、原則は28歳の誕生日を迎える前までに入隊しなければなりません。

韓国の軍隊・徴兵制度についての詳しい内容は、以下の記事を参考にしてみてください。

BTSジンの場合

BTSの最年長メンバーであるジンは、先にご紹介した通り1992年12月4日生まれで、2021年の今年、満29歳を迎えます。

すでに満28歳の誕生日を迎えていますが、なぜまだ軍隊に行っていないのでしょうか?

それは、昨年2020年末のジンが満28歳の誕生日を迎える直前に、兵役の延期制度が改正されたことによって、ジンの入隊の期限がさらに延長されたからでした。

以下で昨年末に改正された兵役制度について詳しく解説していきます。

2020年末の兵役法一部改正

2020年12月、兵役法の一部改正法案が公表されました。

これによると、軍隊への入隊の期限を延長できる対象に「大衆文化芸術分野の優秀者」を追加するとし、文化勲章・褒章を受けた受勲者のうち、政府機関が国威の宣揚に功をもたらしたと推薦する者に対して、満30歳まで入隊を延期することができるとのことです。

つまり、歌手などの大衆芸術分野の人に対しても、国が認める成果をあげた人は入隊の延期が認められることとなり、これによってBTSのジンは2022年の誕生日を迎えるまで、さらに2年間入隊を延期することが可能となりました。

きっかけは2018年のビルボード1位

この2020年の兵役法の一部改正が行われた背景として、2018年にBTSがビルボードチャートで1位を記録したことがきっかけであると言われています。

2018年5月、BTSの正規3集アルバムである「Love Yourself: Tear」がビルボードのメインアルバムチャートである「ビルボード200」で1位を記録し、世界的にも大きなニュースとなりました。

世界的に有名な韓国の曲であるPSYの江南スタイルも2位までしか記録したことがなく、韓国で1位を記録するのは史上初の出来事でした。

これをきっかけに、同年2018年の10月には韓流と韓国語の拡散への功労を認められ、BTSは花冠文化勲章を受勲しています。

このBTSの世界的な人気と功労をきっかけに、芸能分野の人たちに対する兵役の制度の見直しの声があがり、今回の改正へと繋がりました。

入隊延期の条件とされている文化勲章・褒章には、BTSが2018年に受勲した花冠文化勲章も含まれるため、ジンの入隊延期が認められたということになります。

兵役免除の議論について

兵役法の改正により入隊の延期が認められた後も、ご存じの通りBTSの世界的人気はさらに増して勢いが止まらない状況です。

最近では大統領特使に任命され、外交官のパスポートを発給され国連総会に出席したり、ユニセフとの活動で表彰を受けたりするなど、世界に向けた活動も活発的に行っており、その一方でBTSに対する兵役免除の議論についても話題となっています。

兵役免除が難しい理由と問題点

大衆文化芸術分野、つまり芸能人などに対する兵役免除に対する議論がなかなか進まない理由として、「明確な基準がない」ということが大きな壁となっています。

例えば、スポーツ選手であればオリンピックでメダルを取れば兵役が免除されるなどの明確な基準があります。

歌手などと同じ音楽の分野では、国際的なコンクールなどで一定の賞を受賞すれば兵役が免除されるといった基準もあります。

それに対して、アイドルや歌手には国際的な実力を証明する場がないというのが現状です。
BTSが2018年に1位を記録したビルボードチャートを基準とすれば良いという意見もありましたが、これは国際大会などとは性格が異なっていたり、アメリカ国内のチャートという点でも反対意見も多いです。

また、仮に歌手の兵役免除基準にビルボードチャートを認めるとしても、他の芸能分野である俳優やタレントに対してはどうするかといった問題もあります。

その一方、ダンサーの分野では、来年のブレイクダンスのアジアゲームにおける受賞から兵役免除対象にするとの動きもあり、歌手や演技者に対する逆差別ではないかとの声もあがっています。

このように、少子化が進み兵役を行う人口も減っており、芸能人に対する兵役は過去に様々な問題もあったため、その免除を認める動きにはかなり慎重になっていると言えます。

兵役免除に関する最近の法改正の動き

そのような中でも、やはりBTSの世界的人気と影響は莫大であり、兵役免除のための法改正の動きも少しずつあるようです。

今年6月には、別名「BTS兵役法」とも呼ばれる兵役法改正案が国会で発議され、つい最近の10月末にも同様の兵役法改正案が発議されています。

これに対して、今月11月中に予定されている国会の国防委員会で議論が行われる予定であるとの報道があり、そこでどのような方向で議論が行われるのか、BTSジンの入隊期限である2022年12月までにどのような改正の動きがあるのかについて注目されています。

まとめ

大衆文化芸術分野に対しても、入隊延期が認められるようになった
兵役免除の法改正については11月に議論が行われる予定

国民の義務にのっとり、大韓民国の国民として兵役の義務を果たすことはもちろん大切であり、BTSも事務所を通して、法に従い兵役の義務を果たす意向であるという旨を明らかにしているところです。

ですが、BTSの世界的な活躍と功労を法的にも認め、彼らの活動にブランクを作らず活躍を見続けたいというのが大衆の想いではないでしょうか。

BTSだけではなく、アイドル・歌手、ひいては芸能界や大衆芸術分野全体の複雑な問題であるため、議論が難航している部分もありますが、今後の兵役法改正の動きには大注目です。

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